FX トレード手法(超短期トレードから長期トレードまで)

スキャルピング(超短期トレード)

スキャルピングとは、数秒~数分で取引を完結させる投資手法です。
最も短時間のトレード手法といえます。

スキャルピングに求められるものは、「瞬時の相場判断」になります。常にチャートに張り付いて相場を見る必要があります。

1回の利幅は小さく、数銭円(数pips)程度で、何度も利益を積み重ねていくのが特徴です。アメリカインディアンの行っていた「頭の皮をはぐ」から頭蓋骨(スカル)が語源となっています。

何度も薄い利益をもぎ取る手法から名づけられています。

デイトレード(短期トレード)

デイトレードとは、数分~数時間で取引を完結させる投資手法です。1日で数回のトレードをし、その日のうちに取引を終了し、ポジションをゼロにして終わります。

1回の利幅は10銭(10pips)~50銭(50pips)程度
です。スキャルピングほど、瞬時にトレードするわけではありませんが、短期のトレードといえます。

その日の為替動向を随時チェックし、トレードする手法になります。

スイングトレード(中長期トレード)

スイングトレードとは、数日~1週間程度の期間で取引を完結させる投資手法です。FX投資の場合は、スイングトレードといえば、中長期のトレードといえます。

1回の利幅は100銭(100pips)~500銭(500pips)程度になります。「スイング」は「波乗り」が語源となっており、トレンドの波に乗ってトレードするという意味になります。

スイングトレードでは、スワップポイントというポジションを保有するだけでもらえる金利のようなものも期待できます。スキャルピングやデイトレードに比べれば、穏やかな投資手法になります。

ポジショントレード(長期トレード)

ポジショントレードとは、数週間~数か月の期間で取引を完結させる投資手法です。ポジショントレードは長期トレードといえます。

長期間のトレードとなるため、テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタル分析も重要となってきます。1回の利幅は100銭(100pips)~1000銭(1000pips)程度になります。

スイングトレードと同様に、スワップポイントも期待できます。一時的な含み損が大きくなりやすいため、十分なロスカット対策が必要になります。

スワップトレード(長期トレード)

スワップトレードはスワップポイントを獲得することを目的とした投資手法です。FX投資は「為替差益」を獲得することが基本となる投資です。

ですが、スワップトレードだけは例外となります。スワップトレードは通貨ペアの金利差(スワップポイント)を保有することで利益を得る投資手法になります。

「金利の高い通貨」から「金利の低い通貨」の金利差がポイントとなり、毎日利益になります。金利差だけなら確実に利益が読める投資ですが、通貨の為替変動による含み損がリスクとなります。

「金利の利益」と「為替差損」をトータルすると損失となることもあります。保有通貨の安定を前提とした長期投資になります。

まとめ

FXの投資手法は、これがベストというものはありません。それぞれに長所と短所があります。

それぞれの投資手法の長所・短所を理解して、投資戦略を変えていかなければなりません。自分のスタイルにあった投資手法を選択し、その長所を活かした戦略でトレードすることが重要になります。

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