売買差益で利益を得る方法
安く買って、高く売る。
FXで利益を得るには、「2つの通貨ペア(ドルと円など)」の為替レートの変動を利用する手法が一般的です。例えば、ドル円の通貨ペアの場合であれば、ドルと円の為替の変動を利用します。
1ドルが100円のときに100円で1ドルを買い、1ドルが110円になったときに1ドルを円に換えると、110円を得ることができます。その為、10円の利益が発生します。
つまり、110円-100円となり、10円の利益となります。厳密にはここから手数料が引かれ、残ったものが純利益となります。
安いときに買った通貨を値段が上がった時に高く売れば、利益を得ることができるのです。今回の例では、ドルを安いときに買って、ドルが高くなったときに売って、利益を得たことになります。
高く売って、安く買う。
先程と逆の形もあります。ドルが高い時にドルを売って、ドルの価格が下がった時にドルを買い戻すことでも利益を得られます。
例えば、1ドル110円の時に1ドルを売って円に換金すると、110円が得られます。
その後、ドルの価格が下がって1ドル100円になった時に100円で1ドルを買うと、10円の利益が発生します。
つまり、110円-100円となり、10円の利益となります。ここから手数料が引かれ、残ったものが純利益となります。
高い時に売った通貨を値段が下がった時に買い戻せば、利益を得ることができるのです。今回の例では、ドルが高い時に売って、ドルが安くなったときに買って、利益を得たことになります。
金利で利益を得る方法(スワップポイント)
スワップポイントとは何か。
スワップポイントとは、FX投資をするときに与えられる金利のようなものです。金利は通貨ペアによって異なります。
通貨ペアの組み合わせ内容によって、プラスの金利がついたり、マイナスの金利がついたりします。その為、保有しているだけで毎日利益を得たり、保有するだけで、毎日損になったりします。
プラスの金利となる通貨ペアであれば、保有しているだけで、金利が毎日加算されていきます。マイナスの金利となる通貨ペアであれば、保有しているだけで、金利分が毎日差し引かれていきます。
利率の高い通貨ペアを保有することだけで、毎日大きな利益を得ることができます。ただし、通貨自体の価値は日々変動しています。スワップポイントの高い通貨ペアは価格の変動も激しくなります。
保有している通貨価値が暴落して、得られる金利以上の為替差損を生むリスクもあるので、通貨ペア選択には注意が必要です。
ドル円の場合のスワップポイント例
スワップポイントは安定した通貨ペアほど、低い金利となります。不安定な通貨、価格が乱高下しやすい通貨ペアは金利も高くなります。
ドル円の通貨ペアの場合は、買い(ロング)の金利は1日あたり、1万通貨でプラス5円くらいです。売り(ショート)の金利は1日あたり、1万通貨でマイナス30円くらいです。
この金利単価に保有通貨数をかけたものが、毎日加算されていきます。スワップポイントの金利だけで稼ぐという投資家も存在するのです。
スワップポイントが付与される時間帯
スワップポイントが付与されるのは、日本時間で朝6時~7時頃になります。付与条件としては、前日のクローズ時間である朝6~7時頃に保有していることです。
つまり、ニューヨーク取引時間が終わるまで保有して、その後開くオープンタイムで付与されることになります。
夏と冬で終了時刻(クローズ)と開始時刻(オープン)が変わってきます。要するに1日保有すれば、金利が与えられるというイメージで覚えればよいと思います。