FX pips とは何か。

pipsとは何か。

pips(ピップス)(ピプスともいう)は、FX投資において、利益や損失を計算するための単位です。通貨はそれぞれで単位の呼び名が異なります。

円であれば、「円・銭」などが単位になります。ドルであれば、「ドル・セント」などが単位です。通貨ごとに単位がバラバラなので、統一した単位を使えばわかりやすいことからpipsが使われています。

ですが、ネットや書籍に書かれているpipsの説明ではわかりづらく、かえってpipsの方が難しくなるという声も多いのです。そこで、独自の説明によって、pipsをわかりやすく説明致します。

①pipsとは・・・「1pips=(およそ)1銭」   で覚えるとわかりやすいです。
②pipsとは・・・「獲得した差益(差損)の幅」  と定義するとわかりやすいです。
③獲得したpips×投資通貨量(1万通貨など)=利益金額(損失金額) と計算できます。

ネットや書籍のpipsの説明では、「ドル円→1pips1銭」、「ドル絡み通貨ペア(ユーロドルなど)→1pips0.01セント」と書かれていますが、初心者の方にはわかりづらいです。

ですので、わかりやすく言い換えると、「0.01セント=およそ1銭」なので、初心者の方は、「1pips(およそ)1銭」と覚えた方がわかりやすいです。

慣れてきたら、「1pips=1銭=0.01セント」でも理解できるようになります。また、「1円=(およそ)1セント」も覚えておくと便利です。「ドル円」、「ユーロ円」、「ユーロドル」で具体的計算事例を下記に書いておきます。

ドル円でのpipsについて(計算例)

(例)1ドル105円50銭のときにドルを1万通貨買った。1ドル105円70銭になったので、ドル1万
   通貨を売った。

(計算式)105円70銭ー105円50銭=20銭(20pips)  
     20銭(20pips)=0.2円(20pips) 0.2円(20pips)×1万通貨=2000円
     利益2000円

ユーロ円でのpipsについて(計算例)

(例)1ユーロ123円50銭のときにユーロを1万通貨買った。1ユーロ123円70銭になったので、
   ユーロ1万通貨を売った。

(計算式)123円70銭ー123円50銭=20銭(20pips)  
     20銭(20pips)=0.2円(20pips) 0.2円(20pips)×1万通貨=2000円
     利益2000円

ユーロドルのpipsについて(計算例)

(例)1ユーロ1.1750ドルのときにユーロを1万通貨買った。1ユーロ1.1770ドル銭になったの
   で、ユーロ1万通貨を売った。

(計算式)1.1770ドルー1.1750ドル=20pips(およそ20銭)(0.2セント)  
     およそ20銭(20pips)=およそ0.2円(20pips) 
     およそ0.2円(20pips)×1万通貨=およそ2000円
     利益およそ2000円

pipsとは為替変動の幅のこと

このようにpipsとは為替が変動したときの「変動幅」を表しています。通貨単位に関係なく、為替レートの動き幅を表したものになります。

この変動幅に投資通貨量をかけると、トレードの損益を算出することができます。

同じ利益金額でも、pips幅の大きい利益の方が、少ない予算で大きな利益を得たことになります。安全・健全な投資内容で、利益を得たということになります。

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