株式投資とはどんな副業か?
株式投資とは、株券を売買することで利益を得る投資のことをいいます。株式投資で利益を得る方法は主に3つあります。
・株の売買による差益
・配当金
・株主優待券
株式投資で利益を得る場合、ほとんどの場合は「株の売買による差益」になります。
つまり、株が安い時に買って、高くなったら売るというものです。
応用としては、先に売って後で買い戻すという「空売り」というやり方もあります。
どちらも未来の株価がどうなるかを予測して買ったり、売ったりします。差額が黒字であれば利益となり、差額が赤字であれば、損失となります。
株式投資で利益を得るためには、相場の価格予想ができる実力が必要といえます。
株式投資のメリット
同じ取引でもレバレッジを効かせて利益を増やすことができる。
株式投資は時給労働や月給労働と違って、同じ取引にレバレッジを効かせてることができます。つまり、2倍の金額を買えば、結果も2倍になります。
その為、株式投資で利益を得るスキルが身につけば、同じ作業で利益を増やすことが可能になります。
お金持ちが投資を勧める理由はレバレッジを効かせることを知っているからです。言い換えるとレバレッジを効かせる工夫をしない限り、お金を稼ぐことは難しいともいえます。
投資を怖がっていては平均以上の富裕層には仲間入りできないともいえます。
在宅で、匿名で、完結できる。
サラリーマンの方や、主婦の方は、在宅で、匿名で実践できる副業に魅力を感じると思います。
副業で利益を得られても、顔出しや名前公表をしなければならない副業だと、実践は難しい人も多いです。
株式投資は在宅で、匿名で、ネットだけで完結できる副業です。だれでも取り組みやすい副業であるといえます。
サラリーマンでも堂々とできる。(就業規則違反にならない。)
サラリーマンの方が副業をするときに最大の懸念は、会社に副業がばれることです。
本業だけだと収入が足りず、家の住宅ローンや子供の教育費などの支払いの余裕がないので、副業を始めるのですが、副業を禁止している会社はまだまだ多いのが現実です。
収入を増やすために始めた副業でばれて、本業で左遷やリストラの対象をなってしまっては本末転倒です。
株式投資は厳密には副業ではなく、投資になります。その為、副業を禁止している会社でもあっても、ほとんどのケースで問題になることはありません。ばれることを恐れることなく、堂々と実践できるメリットがあります。
会社経営に参加できる。
株式投資は上場企業の株を売買します。株を所有しているということは株主になれるということです。
株主は経営権の一部を担っていることになりますので、取得比率に応じて経営に参加できます。
上場企業の経営事情を詳しく把握でき、意見を言うこともできます。
経営に参加するということは、社会の見聞を広めることにもなり、本業にも良い影響を与える可能性が高くなります。
株式投資のデメリット
短期間で大きく損失を被ることがある。
株式投資は株の売買で利益を得る副業です。売買に成功すれば、短期間で大きく利益を得ることができます。売買に失敗すれば、短期間で大きく損失を被ることがあります。
短期間で成果が出やすく、投資金額によって規模も決まります。
メリットとデメリットが諸刃の剣といえます。リスクをよく理解して、甘い考えで参入しないように、気を付けなければなりません。
最悪の場合、資産が紙切れになる可能性がある。
不動産投資や、金の現物投資の場合には、実物資産を運用しますので、仮に価値が暴落したとしても、ある程度の価値は残ります。
株式投資の場合は、会社が倒産した場合は、株券は紙切れになってしまいます。全く無価値の紙切れになるリスクがあります。
取り扱い金額が大きい。
株式投資は最小取引金額が大きな副業と言えます。1つの銘柄だけでも、30万円~300万円くらいの予算が必要になります。
3~5万円程度で買える株もありますが、少額で投資をしても、あまり利益は得られません。投資金額が少ないと、投資をしているメリット自体が薄れます。
その為、ある程度まとまった金額が必要になります。誰でも簡単に参加できない投資をいえます。
専門的な知識やスキルが必要となる。
専門的な知識やスキルを身につけないで、株式投資に参加すれば、それは投資ではなくギャンブルになります。
株式投資はファンダメル分析・テクニカル分析などで、相場を分析していかなければなりません。
そのような知識やスキルを備えずに参加することは非常に危険です。株式投資を行うのであれば、ある程度の知識やスキルを養うことが必要になります。
株式投資に向いている人
運用できる余裕資金がある人。
株式投資は余裕資金で始めなければなりません。生活に必要な資金を持ち出して参加してしまうと、失敗したときに家計が破綻します。
余裕ある資金で、余裕ある期間で、運用することで、冷静に正しく、相場の動きを読むことができるのです。株式投資に参加する場合は、余裕資金を貯めてから参加することが重要です。
ある程度の専門的な知識やスキルがある人。
市場に関する経済指標や、チャート分析などは不可欠です。
企業分析や市場分析に必要な各種指標を理解し、分析する力も必要です。
株式投資をする場合は、ある程度の専門知識やスキルを身につける必要があります。
感情をコントロールできる人。
株式投資は感情に左右されず、ノウハウを理性的に、淡々と遂行して行かなければなりません。
感情に振り回されて投資を行うと失敗してしまいます。感情をコントロールするメンタルの訓練も必要になります。
論理的に分析・思考できる人。
論理的に分析したり、仮説を立てて実行したり、その結果を検証する力が必要とされます。
根拠立てて論理的に思考できる人が向いています。
株式投資に向いていない人
楽をして儲けようとする人。
楽をして儲けようとする人は、株式投資には向いていません。
株式投資は何もスキルを磨かずに参加して設けられる甘い世界ではありません。知識・スキル・メンタルを常に磨いていかないといけません。
安易に、楽して、利益を得られる世界ではありません。
余裕資金がない人。
「余裕資金がないので、株式投資で儲けて資金を作ろう。」という考えは危険です。
余裕資金で、今すぐ使わない資金で投資に臨まないと、焦りで判断を誤って利益を得られなくなります。
余裕資金がない人には、株式投資はお勧めできません。
計画的に、論理的に思考できない人。
感情的に判断し、感情的に行動してしまう人は、株式投資には向いていません。
株式投資は、理性的に身につけたノウハウを淡々と遂行するものだからです。チャートが乱高下しても、慌てずに、習得した対応策をとる必要があります。
最も重要なことは「損切り」です。
「損切り」とは、株価が下がり、損失が出たときに想定内の数値のうちに売却処理をすることです。たとえ赤字になったとしても、必要作業として割り切って、処理をする作業です。
株価が値を戻すまで保有して損失をカバーしようとすると失敗してしまいます。計画的に、理性的に、論理的に、ノウハウやスキルを遂行していかなければなりません。
感情的な人。負けず嫌いな人。
感情的な人や、負けず嫌いな人は、損失を取り戻そうと、更に倍掛けをしたり、元の株価に戻るまで保有しようとして、更に損失を拡大することになります。
一つ一つのトレードは想定内の範囲で行い、負けたときは想定外の結果となった時点で、瞬時に損切り処理をする必要があります。
感情的な人、カッとなる人、一度のトレードに執着が強い人、悪い意味で負けず嫌いな人は株式投資には向いていないといえます。
総 評
株式投資は資産を増やす方法としては、有効な手段といえます。正しい知識やノウハウを身につけ、メンタルを磨き、実践すれば、初心者でも成功率は高い副業といえます。
株式投資に参加することで、本業にも良い影響が期待できます。ですが、安易に参加すると大きな損失を被ります。
必要な知識を勉強し、メンタルを鍛え、何度も仮説と検証を繰り返し、自分で相場を読む力を養わなければなりません。
市販のツールやノウハウだけに頼ったり、一気に大金を得ようと、ギャンブル的感覚で参加するものではありません。
リスクを正しく理解して参加すれば、資産運用として非常に有効な副業といえます。