転売の基礎知識と基本的な流れ

転売の基本的な流れ

転売の基本的な流れは、「安く仕入れて利益を加えて販売する。」という流れです。

商売の基本的な流れと同じです。物を販売するため、下記のような業務が伴って来ます。工夫次第でこれらの作業を軽減させたり、自動化により、作業を不要とすることも可能です。

基本的には下記の作業をする必要があると認識しなければなりません。

商品リサーチ、商品仕入、検品、出品、受注対応、受注管理、出荷、配達確認、顧客フォロー、顧客管理、入金管理、在庫管理(保管)、在庫管理(棚卸)、資金管理(入出金管理・資金繰り)など。

これらの作業から利益も生み出し、その利益に対する作業時間から、時給換算をします。その時給が自分にとって割に合うものかを判断します。

転売の種類

転売には、「新品転売」と、「中古品転売」があります。

また、それぞれの転売で、在庫をかかえる「有在庫転売」と、「無在庫転売」があります。そして、更に、「国内転売」、「輸入転売」、「輸出転売」があります。

例えば、「新品転売」で、「有在庫転売」で、「国内転売」といった具合になります。

転売の種類①(新品・中古品)

新品転売

新品転売は、新品の商品を仕入れて販売する転売になります。

商品のクオリティーが新品という点で統一されているため、販売しやすい転売になります。
利益率は低くなる傾向にあります。薄利多売になる傾向があります。

作業の流れはシンプルなので、初心者にお勧めの転売になります。

中古品庫転売

中古品転売は、同じ出品物でもクォリティーに差の出る商品です。

その為、仕入価格、販売価格、売り方にも個人差が出ます。

うまく運用できれば、新品転売よりも利益が得られます。ですが、各作業において個人差が生じるため、初心者には難しい転売です。

また、中古品を取り扱う場合は、「古物商許可」を取得する必要があります。経験者向きの転売といえます。

転売の種類②(有在庫・無在庫)

有在庫転売

有在庫転売とは、実際に商品を仕入れて在庫を持ち、転売をする手法です。

物販で仕入れをするということは、在庫を持つということです。ですので、転売の基本形といえます。仕入金額が大きくなるということは、在庫リスクも大きくなります。

仮に在庫が売れなければ、その在庫は不良在庫となります。最悪の場合は、赤字覚悟で売りさばくか、廃棄処分をしなければなりません。

転売では、有在庫転売が基本ですが、それは在庫を持つことを意味します。在庫のリスクを背負って販売するということ意味します。

無在庫販売よりは簡単でシンプルなので、初心者は少ない在庫から始めることがお勧めです。

無在庫転売

無在庫転売とは、在庫をもたずに転売をする手法です。

転売は物販は、有在庫で仕入れて、販売をするのが基本となります。その為、無在庫転売は裏技的な手法になります。商品を出品し、売れてから、その商品を仕入れるという順番になります。

在庫リスクを負わなくてすむのが魅力です。問題点としては、実際に商品を仕入れようとしたときに、商品が売られていないことがあることです。また、売れてからの仕入金額の方が高くなっていることもあり、赤字になってしまうこともあります。

無在庫転売を禁止している販売プラットフォームも多いので、注文を受けたにもかかわらず、商品を納品できなかった場合はペナルティーを受けることもあります。

最悪はアカウント停止となることもあります。無在庫転売は応用技、裏技的要素の強い手法ですので、初心者には向いていません。ある程度転売を経験した方の手法といえます。

転売の種類③(国内・輸入・輸出)

国内転売

国内転売は、国内で転売をする手法です。国内で仕入れ、国内で仕入れる転売です。

転売の基本となりますので、初心者に向いています。国内転売だけでも、自分独自の商品リサーチ、商品仕入、商品販売ができれば、転売で十分な利益を得ることは可能です。

輸入転売

輸入転売は、海外で仕入れた商品を国内で販売する転売です。

中国からの輸入が多いですが、その他にもタイやアメリカなど、様々な国から仕入れをして、販売することが可能です。海外からの仕入れなので、それなりの専門知識や経験が必要となります。

関税や送料や法律の問題もあります。転売初心者には難易度の高い転売といえます。難易度が高いということは、ライバルとの差別化もしやすいといえます。

輸入転売でライバルとの差別化ができた場合は、大きな利益を狙うことができます。

輸出転売

輸出転売は、日本で仕入れた商品を海外で販売する転売です。

輸出先は、アメリカ、中国、ヨーロッパ各国、タイなど様々です。自分の得意な国、人脈のある国などがあれば、輸出転売は有効です。

輸入転売と同様に、関税や送料や法律の問題がありますので、難易度の高い転売といえます。ライバルとの差別化ができれば、大きな利益を狙うことができます。

転売の種類④(ブランド品)

ブランド転売(バイマ:BAYMA)

ブランド転売は、ブランド品取り扱う転売です。

1個の単価が高いので、利益金額も高額となる傾向にあります。単価が高いということは、商品の専門知識も必要となり、商品の保管管理もリスクが伴う、ハイリスクハイリターンの転売となります。

偽物と本物を見分ける知識も必要となり、初心者にはかなり難易度の高い転売といえます。ブランド転売はBAYMA(バイマ)などの販売プラットフォームが有名です。

それぞれの転売の難易度

それぞれの転売について、おおよその難易度は以下の通りとなります。

【難易度の低い転売】
・国内新品有在庫転売
・国内中古有在庫転売
【難易度が中ベルの転売】

・輸入新品有在庫転売

・国内新品無在庫転売
【難易度の高い転売】
・輸入転売全般
・輸出転売全般
・ブランド転売

難易度の低い転売は、初心者でも簡単に成功しやすいです。その分、利益は少なくなる傾向にあります。時給換算した場合には、最も利益率が低い転売になります。

独自の工夫をすれば、時給換算金額を上げることはできますが、普通の努力では、薄利多売になりやすいです。一方、難易度の高い転売は、再現性は低く、専門性や創意工夫が必要とされます。

その分、ライバルとの差別化にはなりますので、時給換算した場合の利益金額も大きくなります。

主な販売先

主な販売先

主な販売先としては、メルカリ、Amazon、ラクマ、ヤフーオークション、楽天、eBay(イーベイ)、BUYMA(バイマ)、独自ネットショップなどがあります。

メルカリ

フリーマーケットタイプの販売プラットフォームとしては、国内最大規模です。

初心者転売実践者は、まず、メルカリで販売するとよいでしょう。販売ジャンルも多岐にわたりますので、変わったものを出品することで、意外な高値で売れることになります。

ちょっとしたお小遣い稼ぎで転売をする場合はメルカリが最適です。メルカリで成功体験を積んで、他のプラットフォームにも販売先を伸ばすという手もありといえます。

Amazon

Amazonはネットショップで最大のプラットフォームになります。その為、ネットで何かを購入するというときに、最も利用されるプラットフォームです。

消費者の人口が最大規模ですので、転売でも売れやすくなります。メルカリと並び、最も基本的な販売プラットフォームといえます。

ラクマ

ラクマは楽天が運営するフリーマーケットです。

メルカリに続く規模の販売プラットフォームといえます。メルカリで出品したものを、ラクマでも出品するなど、工夫をすれば売上アップが狙えます。

ヤフーオークション

ヤフーオークションはヤフーが運営するオークションサービスです。フリーマーケットとの違いは、販売価格がオークション形式で変化する点です。

人気のある商品なら、購入者が値段を競って、価格がどんどん上昇していきます。

フリーマーケットの顧客層とは少し異なり、マニアが掘り出し物を探していることも多く、意外なものが高値で売れることがあります。

楽天

楽天はAmazonに続く、ネットショップになります。Amazonで出品したものを楽天でも同時に出品することで、販売数を増やすことができます。

ただし、Amazonよりも楽天の方が出品に対するコストは高くなります。初心者はAmazonはメルカリで、まずは小さな成功事例を積み重ねることが重要だといえます。

eBay(イーベイ)

eBay(イーベイ)は世界中を相手に売買ができるECサイトです。

その為、輸出転売や仕入品の輸入ができます。海外取引は、多くの専門知識が必要となります。

為替レート、出荷、関税、法律、様々なトラブル(未払い・商品損傷・商品紛失・納期遅延・キャンセル・クレーム・言語の違い・商慣習の違いなど)が発生します。

その為、自分独自のノウハウを確立できれば、ライバルとの差別化ができ、大きな利益を狙うことができます。初心者にはかなり難易度の高い転売となります。

海外に人脈のある方、これまでの経験で得意とする国がある方、専門知識のある方にとっては、魅力的な転売だといえます。

BUYMA(バイマ)

バイマはブランド販売に特化した販売サイトです。ブランド品の転売にも使えるサイトです。

ブランド転売は専門知識が必要で、難易度の高い転売になります。「本物と偽物の見分け」、「傷の問題」、「返品の問題」など、様々な知識や経験が必要とされます。

独自ネットショップ

独自ネットショップを開設して、商品を販売する方法もあります。この場合のメリットは、「ライバルとの出品競争がない。」、「リピート顧客から安定利益を狙える。」などがあります。

一方デメリットとしては、「自分でショップを構築しなければならない。」、「訪問客が圧倒的に少なくなる。」などが挙げられます。

独自の差別化のある商品を、固定のファンにリピートしてもらう場合は、独自ネットショップは有効な手段といえます。

主な仕入先

アナログ仕入

インターネットを使わず、実際に店舗を訪問して仕入れをするのが「アナログ仕入」です。アナログ仕入には、主に以下のような仕入れ先があります。

これらに限らず、自分で創意工夫をして、独自の仕入先を確保することも有効です。

・個人宅不用品回収
・ブックオフ
・トレジャーファクトリー
・創庫生活館
・その他リサイクルショップ
・家電量販店
・コンビニ
・本屋
・ドン・キホーテ
・イオン
・各種スーパー
・古着屋
・フリーマーケット
・問屋
・メーカー工場

この他にも、創意工夫次第で、色々な店舗から仕入れができます。

ネット仕入

ネット仕入先には、おもに以下のようなものがあります。ネット仕入のメリットは、「全て在宅で可能」という点です。

デメリットとしては、「ライバルが多数存在する。」、「リサーチ時間が長時間になりやすい。」などがあります。

・Amazon
・メルカリ
・ラクマ

・ヤフーオークション
・楽天
・家電量販店
・価格ドットコム

この他にも、創意工夫次第で色々なサイトから仕入れができます。

海外輸入仕入サイト

輸入転売の場合、海外から仕入れをします。特に多いのは中国からの輸入仕入れになります。中国輸入仕入れは主に下記の3つから仕入れることが多いです。
・アリババ
・タオバオ

・中国工場直接仕入
・その他の海外工場直接仕入(タイ・ベトナム・アメリカ・ヨーロッパなど)
工場直接仕入れの場合は、独自の仕入れルートを確立できていなければなりません。また、資金繰りについても考慮できていなければなりません。かなり難易度の高い仕入方法といえます。

主な取扱商品

転売で取り扱う商品は主に以下のようなものになります。
・本
・マンガ

・トレーディングカード
・ゲームソフト
・PC周辺機器(メモリーカード、USBカード、マウスなど)
・ゲーム器(ハード)
・雑誌
・DVD
・CD
・フィギュア
・雑貨
・楽器
・衣類
・古銭
・切手
・記念硬貨
・記念ハガキ
・着物
・家具
・アナログレコード
・カメラ
・シューズ
・ブランド品(バッグ・財布・サングラス・香水など)
この他にも、創意工夫次第で色々なジャンルから仕入れができます。

転売に必要な業務

転売に必要な業務は主に下記のものになります。基本的にはこの業務を全て行わなければなりませんが、工夫次第では、全自動化や、一部の業務を省略することも可能となります。
・商品リサーチ
・商品仕入
・検品
・出品
・受注対応
・受注管理
・出荷
・配達確認
・顧客フォロー
・入金管理
・在庫管理(保管)
・在庫管理(棚卸)
・資金管理(入出金管理・資金繰り)
基本的には、転売は、物を扱うため、様々な付帯業務が生じることを覚悟しなければなりません。
付帯業務をなくすには、自動化の工夫をする必要があります。

または、投資やアフィリエイトのような自動化しやすい副業にシフトすることもアリといえます。

主な出荷方法(送料)

出荷方法には、主に下記のものが挙げられます。

・ヤマト宅急便
・佐川急便
・ゆうパック
・ネコポス
・ゆうパケット
・クリックポスト
・レターパックプラス
・レターパックライト
・宅急便コンパクト
・ゆうぱけっとポスト
・ゆうぱけっとぽすとmini
・ゆうぱけっとプラス
・スマートレター
・ミニレター
・普通郵便
・EMS(国際スピード郵便)
それぞれのサービスで、料金やできるサービスが異なります。長所・短所を理解して使い分けることで送料のコストを抑えることができます。

転売が自分に合った副業かどうかのチェックポイント

転売が自分に合った副業かどうかは、下記のチェックポイントで判断できます。

①転売の各業務を継続してできるか。(時間や資金を確保できるか。)
②小さな利益でもいいので、結果を出すことができたか。
③時給換算して割に合う仕事と思えるか。
④自動化に魅力を感じられるか。
⑤本業化に魅力を感じられるか。

以上のチェックポイントで、自分なりの規模で継続できそうなら転売を副業として実践する価値はあるといえます。

転売は規模を大きくすればするほど、付帯業務が多くなり、資金繰りのリスクも大きくなります。そのことを踏まえて自分にあった規模を把握することが重要といえます。

転売を自動化するという考え方

転売の一連の流れが実践できるようになれば、「本業化を目指すのか。」、「自動化を目指し、別の副業も実践するのか。」を判断すればよいと思います。

物をリサーチしたり、出品したりすることが好きな方は、転売を本業化させることが向いています。一方、単なる収入の柱の一つとして位置付ける方であれば、自動化がお勧めです。

私個人としては、多少利益率が下がっても、手間のかからない自動化をを好みます。

「お金の自由」だけでなく、「時間の自由」、「場所の自由」もある仕事の方が、「本当の自由」を感じられるからです。

私の転売手法は、付帯業務がほとんど必要としないものに仕組化されています。私と同じように自動化の収入の柱を増やして行きたい方は、ノウハウを共有していますので、是非、一緒に実践してみて下さい。

初心者でも早く堅実に転売で稼ぐためにはどうすればよいか。

初心者でも早く堅実に転売で稼ぐためには、既に自動化されている仕組みを利用することが最短の方法といえます。

私が構築した自動化の仕組は、リサーチ業務や付帯業務がほとんどなく、安定した継続利益が得られるように構築されています。

「安定した利益を得たい。」、「継続した利益を得たい。」という方は、自動化の仕組みをシェアできるようにしていますので、お知らせ下さい。

成功している事例に乗っかることで、早く、堅実に利益を得られるようになると思います。

まとめ

下記の項目で転売が自分に向いているかを確認します。どのレベルで転売を実践するかを判断します。

・作業の時間がとれるか。
・仕入資金はあるか。

・各業務を楽しんで取り組めそうか。

・時給換算した場合、割に合う副業となりそうか。
・本業化を目指せそうか。
・自動化で「収入の柱」を構築できそうか。
自分に合った転売が実践できそうであれば、行動をおこすことで、理想の稼ぎ方を身につけることができると思います。

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